今回は100系ハイエースのエアコンの修理になります。
昨日までギンギンに冷えていたのに、なんか今日は危効きが悪い?走行中にだんだん効かなくなり暑い・・・・・ACのスイッチも入っているのに・・・・ってことで入庫された車両のエアコン修理・・・
とりあえず温度測りながら確認。 なんかコンプレッサーも入らない感じ・・・・
このタイプのハイエースは、低圧、高圧も下に挿し口が有ります。まずはガスを見てみるも全く入っていない・・・完全に抜けてる様子。
下側も上側も見える範囲で確認しても漏れてる感じは無い感じです。
先ずは、目視の後、真空引きをして漏れの確認してみると、10分から15分経過して微妙~に針が動くくらい・・・・ エバボレーター辺りと運転席シート下も確認したいところだが、時間も費用もかかるので、どうするか相談して、今日は様子見って事で、後日バラした時にも、漏れてれば分かりやすいし、小さい漏れなら、もしかすると漏れ止め剤で止まるかもしれないので、一度、蛍光入りの漏れ止め剤とエアコンガスを入れて様子を見ることになりました。
ドクターリーク注入!
後日
後日、来店時に確認してみると、エアコンのガスはすべて漏れていました。
下回りに蛍光剤の漏れを発見!
下側の配管には漏れてる感じが無く、上から垂れてきた感じ・・・・漏れてる上は、
ちょうどコンプレーサーが有る所なので、早速運転シートを外しコンプレッサーを確認してみると、
配管にハーネスの留めの部分の台座?この周辺に蛍光剤がべったり付いてる。
タイラップで留めてありましたが、タイラップが切れていて、ここのプラスチックの部分ですが、長年擦れていて、配管を削っていました。
目視で解かりにくいですが、ここに小さな穴が空いていました。
先ずはホースを交換しようと部品確認をしてみると、部品が無くメーカー受注生産で1か月ほど待ちとの事・・・・・・この暑い時期にそんなに待てない・・・・・
アルミの溶接をしようにも、亀裂部分と耐圧ゴムホースが近すぎて多分熱で耐圧ホースがダメでしょうね・・・・・
こんな時は、オートウエルドのアルミ用のエポキシで、後日、厚盛してみることに!
エアコンガス管修理
配管まわりをよく掃除してます。それから粗目のペーパーで足付けして、脱脂してから、溶剤を付けて行きます。こちらは作業時間25分以内を目安に溶剤を添付して、完全乾燥までに24時間ほど必要!
オレンジの速乾も有りますが、今回、出来るだけ厚盛したいのと、強度を重視してこちらの商品にしました。 これでガス漏れが止まるとありがたいのですがね。
翌日、完全乾燥して気温は35.7度、早速真空引きしてみます。
真空引きも良い感じ、30分経過しても針はそのまま!期待できますね。
クーラーガスを注入して良い感じでガンガン冷えてます。
このまま2日間様子確認して問題無いので修理完了です!
エポキシボンド使えますね~ これでガス漏れが止まってくれて助かりました!